No.6
EVOLVING TRADITIONAL INDUSTRY JAPAN /西洋化の波を超え100年続く繊維産地を支える哲学を見る
このツアーでは、繊維産業において不可欠な糸染めを行う2社を訪れ、伝統産業とその変遷を体験することができます。実際に土地を周り、一大産業の発展から衰退、その後の産地のレジリエンスを感じてください。福山は江戸時代より備後絣という織物が盛んに生産され、日本における繊維産業の一大産地でした。しかし洋装が普及するに伴いその生産量は激減します。その後、絣の生産技術で培った技術を生かし、デニムの生産が始まりました。今では国内のデニム生産の8割を占めるほどの地域に成長した福山。100年以上続く企業が多く残る日本を代表する繊維産業の地です。この地では時代の変化の中で技術革新と伝統技術を融合しながら、どのように産業が育まれてきたのでしょうか。それぞれの技術と職人に出会い「見て、聴いて、香って、触って」今までの100年とこれからの100年を体感する一日へ。ぜひ、伝統や文化に再起し続ける日本のものづくりの産地とそこに根付く精神性を感じてください。